長野の大イオン異常は火山活動? 2012/05/03
昨日の地震分布によると千葉県北東部の地震は大分収束した様である。一先ず安心。
ただ今日に限っては千葉県南東沖が活発な様だ。
5月2日の地震分布:
それよりも、長野の大イオンは5月2日も異常値である。
この値に僅かに同調しているのが 東京都羽村測定点(八王子の隣)。先ずはシンプルにこの間の山梨、長野を疑ってみるのが正しい選択だろう。2日は柿岡の地磁気は僅かに乱れてはきているが、北海道の方が多少乱れているので、東北の余震を捉えたのだろう。
地震計を見ても山梨、長野は大きな決めては無い。
二酸化硫黄値は、長野市安茂里で異常値である。メタン異常も伴うので何らかの地震活動状態にあると想定するが、周りは活火山地帯でも有ることで火山活動も疑っても良いだろう。
硫黄島が噴火活動にあるとすると、何らかの連動も考えられる。
富士山と伊豆大島の傾斜計も2日は僅かに動いている。心配するレベルでは無いが観察を強化したい。
千葉県東方沖から千葉県北東部へ 2012/05/02
ここ1週間の千葉県銚子付近の地震の傾向は、千葉県東方沖から千葉県北東部へと移行している様だ。
主な地震としては、2012年4月29日 19時28分頃 M5.8 深さ約50kmが発生した。
これは何を意味するのか?
東日本大震災の余震エリアが海洋では無く、陸側へ南下している様にも思えるので、このエリアの過去の地震を調査してみた。
丁度良い情報が、気象庁の「1月29 日 千葉県東方沖〔千葉県北東部〕の地震」に有った。http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/gaikyo/monthly200901/20090129chiba-toho.html
この記事によると、このエリアは地震多発エリアの様である。発震機構は東西方向に圧力軸を持つ逆断層型であり、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界で発生する様である。
1923 年8月以降、今回の地震の震源付近(領域d)では、M6.0 以上の地震が11回発生しているが、M7.0 以上の地震は観測されていない。
ただ2005年には1,2ヵ月間隔ででM5以上が3回発生した年もあり、少々心配では有るM7.0 以上の確率は無いので安心した。
さて、長野の大イオン異常はこのところ続いている。千葉の異常を捉えているのか、遠くの硫黄島の影響を捉えているのか解らないが、とにかく動いている。
しかし、柿岡の地磁気計は死んだように静かだ!(4月30日のグラフ)こんなに安定しているのは久しぶり。
今日は揺れない一日になるだろう! であって欲しい...